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シリアスな笑い チェイサー

『バクマン』の中で“シリアスな笑い”というものを課題にする話があった。一生懸命やればやるほど傍から見たら滑稽に見えるというやつだが、この作品における主人公はまさにそれを実践した見本。絵柄や内容はシリアスでありながらどこをとってもその行動はギャグなでの毎回笑ってしまうのだ。

 

たとえば必要のない旅館のカンズメをしたあげく手塚のようにトイレから逃げようとしてとんでもないことになったり、手塚が東映に通ってアニメーションを勉強していると知ると自分も密かに東映にアニメ仕事に向かったりとまさにストーカーともいえる行動を続けるのである。

 

海徳光市の手塚批判も実は編集者はラブレターみたいなものだと知っているからますます話はとんでもないことになっていくところも笑わせる。